人はなぜ学ぶのか—私の養成コースに込めた想い | 福岡の大濠にあるピラティス・ヨガ スタジオKANON(カノン)

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人はなぜ学ぶのか—私の養成コースに込めた想い

「なぜ学ぶのか」

この問いが頭に浮かぶことがあります。

 

受験のため、資格のため、仕事のため。

そういう答えはすぐに出てくると思います。

 

でも、大人になっての学び

ピラティスを学ぶ本当の理由って、

なんだろうと。。。

 

吉田松陰と小田村伊之助の言葉

 

もう何回も観た大河ドラマ「花燃ゆ」の中で、

こんな場面がありました。

 

吉田松陰の言葉です。

「人はなぜ学ぶのか。」

 

知識を得るためでも、職を得るためでも、出世のためでもない。

人にものを教えるためでも、人から尊敬されるためでもない。

己を磨くために学ぶのだ。

 

 

それを聞いた小田村伊之助が、こう返します。

 

お役につくためでも、与えられた役割をはたすためでもない。

かりそめの安泰に満足し、身の程にわきまえ、

この無知で世間知らずで何の役にも立たぬ己のままで

生きることなど御免です。」

 

二人の言葉は違うようで、同じところから来ている気がします。

今の自分のままでいたくない。もっとわかるようになりたい。

 

松下村塾では、まずこの問いから始まったといいます。

塾生一人ひとりに「なぜ学ぶのか」を問い、

それぞれの答えを聴く。

 

現代では、この問いを立ち止まって考えることが少ない

 

現代の学校では「なぜ学ぶのか」をゆっくり問い合う時間がありません。

受験のため、就職のため。

 

そういう答えが先に来て、本質に触れないまま大人になっていく。

大人になっても、出世のため、資格のため。

理由だけが増えていく。

 

でも、学ぶことの本質って、本来ひとつなんじゃないかと思うんです。

 

松陰はこんな言葉も残しています。

「学は人たる所以を学ぶなり」

 

学ぶとは、人としての生き方を磨くことだ、と。

150年経っても、この言葉は古びてないと思います。

 

 

ピラティスのレッスンでこんなことありました

 

数年前、私のお母さん尿漏れがあると言ってレッスンに来てました。

 

尿もれなら骨盤底筋のトレーニングでしょと

一緒に取り組んでいたけれど、なかなか改善せず。

 

むしろひどくなっていく。。

 

お腹に力が入らない、姿勢が保てない

なんで変わらないんだろう

そんなはずないと、その時は思っていました。

 

結果として、脳の病気が見つかりました。

 

その時は、なんで気づいてあげれなかったんだろう

本人は何かおかしいと言ってたけど

ちゃんと見れてなかったなと。。。

 

極端な例ではありますが

自分の知ってることが全てではない

 

自分のものさしで人を測ってはいけない。

相手が何を感じているのかを丁寧に聞くこと

 

そんな大切なことがすっかり抜けていました。

 

学ぶことは知識を増やすことというより

その人について見える世界が広げていける。

 

目の前の人のことを、もっと知る。

その気持ちがあるから、学び続けられる。

 

学ぶ理由は、いつも目の前の人でした。

 

養成コースに込めた想い

 

Kaleido Pilatesの養成コースをつくるとき、

一番大切にしたのはここでした。

 

どれだけ技術や知識を詰め込むかではなく、もっと土台。

 

長く選ばれ続けるインストラクターになるために

一番大切なことを身にしていくコースです。

 

解剖学を学ぶのも、動作を見るのも、

「この人のことをもっと知りたい」という気持ちの延長線上にある。

 

相手は何を感じているんだろう

そう感じたのはなんでだろう

 

そのベースがなければ、知識はただの情報で終わってしまう。

 

知識を持っているだけの指導者と、

人を見られる指導者では、選ばれ続けるかどうかは変わってきます。

 

だいたいね、こちら側の主観だけで評価して進むレッスンほど

意味のないものはないと思います。

 

正しさを押し付ける、こうしてくださいではなく

心地良さをベースにより良い動き方を一緒に探求する

 

生徒さんにどういう問いを渡してあげると

新しい身体の使い方の選択肢に気づいていけるのか。

 

コースの中で一緒に考えています。

 

学ぶとは、知識を増やすことではない。

目の前にいる人について、見える世界を広げていくこと。

 

そして見える世界を広げようとする原点には、

相手を理解したいという真心がある。

 

養成コースで伝えたいのは、技術の前にある、この一番大切なことです。

 
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