フットコレクターが痛くて使えない人へ、その理由と順番の話 | 福岡の大濠にあるピラティス・ヨガ スタジオKANON(カノン)

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身体のこと

フットコレクターが痛くて使えない人へ、その理由と順番の話

こんな質問がありました。

「開張足があってタコもある、

フットコレクターのサドルにMP関節を乗せた底屈ができないんです」

 

こういうケース、現場では普通に出てきますよね。

 

でもこれ、どう対応するか迷う場面でもある。

器具が悪いのか、生徒さんの足の問題なのか、使い方なのか。

 

この記事では、そこを整理します。

 

現場で起きていること

横アーチが潰れている。タコがある。

荷重が一点に集中している。

 

この状態でサドルにMP関節を乗せて底屈しようとすると、

痛みが先に来ます。鍛えるとか、効かせるとか以前の話。

 

でもここで「できない=生徒さんが弱い」

「できない=使い方が間違っている」と判断してしまうと、

ずっと同じところで詰まります。

 

できないのは、その生徒さんの足がまだその準備ができてないから。

弱さじゃなくて、順番の問題です。

 

フットコレクターはある程度足の状態が整っている人に対して

質を上げる器具として機能しやすい。

 

土台がないとそもそも乗れないんです。

 

なぜ痛みが出るのか

横アーチが潰れている状態では、足底の荷重が分散されません。

特定のポイントにストレスが集中しているところに、

サドルという局所刺激が入る。

 

圧の逃げ場がなくなるから、痛みになる。

 

もう一つあるのが、感覚と運動の回路が

まだ形成されていないケース。

 

脳側が「この形で支える」というアイディアをまだ持っていない状態です。

 

ここに無理に動作を入れると、身体は防御反応として避ける動きを選ぶ。

だから正しくやらせようとするほど痛みが出る。

 

痛みが出ているとき、それは生徒さんの身体が

その動作パターンをまだ持っていないサインです。

 

そのとき何をするか

ここで使えるのが弾性包帯などの外部サポートです。

固定じゃなくて、一時的に形と感覚を渡すための補助。

 

横アーチを無理やり作るのではなく、

「こういう形で荷重が乗るんだよ」という情報を先に身体に入れる。

 

そのうえで初めて、身体がそのパターンを覚え始めます。

器具を使って足を変えるんじゃなくて、

足の状態を整えてから器具を使う。

 

この順番が大事です。

 

フットコレクターの本質

フットコレクターは、足を鍛える器具ではありません。

足から身体全体の連動を引き出すための道具です。

 

だから局所で潰して使うと逆に崩れる。

 

横アーチは作るものじゃなくて、

潰さない状態の中で結果的に育っていくもの。

 

生徒さんに伝えるときの基準はここです。

 

ガシャガシャ踏まない。

潰す方向で押し込まない。

エキセントリック(戻り)を感じる。

足だけで頑張らない。

身体全体のつながりで支える。

 

「潰さない」という条件が崩れると、

全部ただの局所トレーニングになります。

 

必要なのは強さじゃなくてエキセントリックなコントロール。

戻りを感じる方向で使う。

 

持っておきたい視点

痛くて使えない生徒が来たとき、

その状態は器具が合っていないわけでも、

生徒さんの問題でもない。

 

まだその段階じゃないというだけです。

 

だからインストラクターがやることは、

無理に器具を使わせることじゃなくて、

今何が足りていないかを見て、整える順番を作ること。

 

フットコレクターは横アーチを鍛える器具じゃなくて、

足から身体のつながりを作っていくための道具。

 

その視点を持っておくと、生徒さんへの関わり方が変わりそうですね。

 
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