ピラティスも守破離が大事

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養成コース

ピラティスも守破離が大事

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養成コースの時にお話した守破離。

守破離って聞いたことありますか??

 

守破離は日本の武道や茶道、芸術など師弟関係のあり方のひとつであり

修行における過程を示したものです。

 

 

もとは千利休の『利休道歌』にある、

「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものですね。

 

守の時期

修行中はまずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから始まります。

 

この時は自分の考えで、アレンジしたりせずに

よくわからなくても、ただただ教わったテンプレート通りをやって

まずは結果を出してあげることが大事。

 

それを繰り返してるうちに、やっとその奥深い意味がわかったり理解が深まってきます。

 

なので、まだ理解が追いついていなくても大丈夫ということ。

というか、今のその自分でわかることなんて浅いのだから

わかるということには無理があるんですよ。

 

自分の身体で感じて変化して初めてわかることができるから。

わからずとも進めということ。

その時期にわかったとしてしまうと終わります。。。

 

守の期間は3〜5年。

 

次は破の時期

師匠の教えに従って修行・鍛錬を積み、その型を身につけると

師匠の型はもちろん、その中での気づきや研究によって

自分がより良いと思う型を模索し始め、既存の型を破ることができるようになります。

 

習ったことの裏付けになる理論が理解できるようになったり

個々に合わせたアレンジなどができるようになります。

 

最後が離の時期

さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通し

自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく

言わば型から「離れ」て自在となることができる時期。

ここで初めて新たな流派が生まれます。

 

「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても

根源の精神を見失ってはならないということが重要であり

基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」なのです。

 

養成コース卒業して、数年は習ったことを本当に身にするために

習った通りのことをやってみることを強くおすすめします。

 

もちろん、やり続けていくうちに自分なりのインスピレーションが出てくるのは

すごい良いことなのですが、その時期は見極めることが大事。

 

 

ピラティスだけじゃないですね。

何かを習うときの心構えのお話でした。

 
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