テンセグリティ① 張力によってバランスを取っている

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身体のこと

テンセグリティ① 張力によってバランスを取っている

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これ。赤ちゃんのおもちゃなのですが。

テンセグリティ模型にもなりレッスンでも説明に使っております。

 

 

 

 

テンセグリティとは建築家、構造家、思想家である

バックミンスター・フラーにより提唱された概念で

 

テンセグリティー Tensegrity

引っ張る力(tension)+統合する(integrity

 

の造語です。

 

 

【引っ張る力】と【圧縮する力】

このふたつの力によってつり合いを保ち

この構造がそれ自体でするシステムです。

 

 

写真の棒の部分が【圧縮する力】

ゴムの部分が【引っ張る力】です。

 

 

わたし達の身体の中にもこのテンセグリティ構造があって

ゴムを筋膜、棒を骨として見ることができます。

 

 

人体はブロックの積み重ねのような構造ではなく

筋膜と骨の張力のバランスにより成り立っていているのです。

 

 

 

身体を安定して立ったり動いたりすることが出来るのは

筋膜に包まれた筋肉や腱や靭帯の張力があるからで

それを骨が受け止めテンセグリティ構造で

支えているからです。

 

 

 

筋肉やそれを包んでいる筋膜の張力を

使うことでエネルギー効率のよい動きを

生み出してくれています。

 

 

また対側への長さや張力に刺激を与えることは

最適な可動性や柔軟性を有し

全方向に連続して動的な安定性をつくります。

 

 

身体は絶妙なバランスで支えあっているのですね。

 

 

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テンセグリティ構造のように身体を全体ひとつとして

捉えると

  • 「姿勢を保つ」とは「筋力バランスを整える」ことである。
  • 筋力発揮の際の「体幹」の必要性。
  • 身体の固さ、コリがあるとテンセグリティ構造が歪み動きづらくなる。

 

まさにテンセグリティの張力が影響していることが理解できます。

 

 

「筋膜をなんとかしたら痩せる」みたいなことが

言われていたりもしますが、そんなものではないです。

 

 

次回はテンセグリティと身体の動きについて書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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