筋肉の学びシリーズ。
今回のテーマは小胸筋。
大胸筋の下に付いている筋肉です。
大胸筋と同じような位置についているので
似たような働きをするのかと勘違いしやすいですが
筋肉の付着部をよく見ると作用の違いが理解できます。
小胸筋の起始部は第3.4.5肋骨で
停止部は烏口突起です。
烏口突起は肩甲骨の前側です。
大胸筋の停止部は上腕骨です。
小胸筋は肩甲骨の前側についていることから
小胸筋が働くと肩甲骨が前に引っ張られ外転します。
小胸筋の繊維は斜め下に向かってついているので
肩甲骨は外転しながら下にひっぱられますが
前鋸筋が働くときに、バランスを取るように
上側へ肩甲骨を外転させるので
スムーズに肩甲骨が外転することができるのです。
このように身体は、いろいろな筋肉が
バランスを取って上手く動くように設計されているので
ひとつの筋肉だけを鍛えたり、運動不足で筋力低下していくと
動きがぎこちなくなったり、動けなくなったりします。
バランス大事ですね。
肩甲骨を外転する小胸筋。
これが硬く凝り固まってしまうと
☑︎巻き肩
☑︎猫背
☑︎頭部前方位
☑︎肩こり、首こり
☑︎呼吸が浅い
☑︎五十肩
という症状が出てきます。
デスクワーク、スマートフォン、家事、育児など原因になりうることは
とても多いですからね。
硬くなった小胸筋はなかなかリリースが難しいですが
レッスンでもお伝えしております。
また硬くならないためにも家でもできるセラブラも人気です。
姿勢に影響与える小胸筋。
奥の方にあるので難しいですが
ほぐしてまいりましょうね。