なんだかいつも腰が痛い、ずっと肩が痛くて腕が上がらないそんな不調に悩み続けている方へ
慢性痛とは何か、どうやって改善できるのかを書いてみました。
痛みには転んで骨が折れたり、何かにぶつかってケガをしたとき、
火傷をしたときなどに起こる急性の痛みと
なんだかずっと続いているという慢性の痛みとがあります。
慢性の痛みには毎年この時期になると痛くなるのよねという痛みも慢性の痛みになります。
慢性痛などの不調は身体へのストレスや刺激によって
脳が痛みを感じやすくなり、痛みを抑えられなくなってしまうことで起こります。
腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、肩関節周囲炎などと病名がつくと
なんだか一大事だとかまえてしまいますが
実はそういう状態であったとしても数ヶ月もすれば治ってしまうことがほとんどです。
日本で腰痛治療といえば、牽引をしたり痛み止めの注射をしたり、
安静にしたりすることが一般的ですが
慢性痛のメカニズムを学習し、思考や行動を変えていくことで、
敏感になりすぎて本来感じなくてもいいはずの痛みを感じにくくすることができます。
これを認知行動療法といいます。
慢性痛の痛みが長く続くと脳のDFPFCが機能低下し扁桃体が暴走し、海馬の萎縮にも繋がれます。
なのであまり痛みが長く続き我慢しているのはよくありません。
何かあるとやっぱり痛くなった、こうするといつも痛くなると常に痛いという思いに支配され
痛みが常に気になり、アンテナが張り、より痛みに敏感になります。
脳のメカニズムの研究は進んでおり
正しく情報を受け取り、賢くなることで慢性の痛みは気にならなくなります。
慢性痛に必要なのは学習と正しい運動をし、好きな趣味などを適度にすることです。
正しい運動は脳の機能を高めます。
みんなで美味しいご飯を食べたり、趣味をしたり、旅行したりすることで
痛みが気にならなくなるサイクルをつくることで痛みの改善を図ることができます。