足のアーチとは土踏まずのことです。
まずは足にかかる重さについて
歩行で足にかかる重さは床からの反発力「床反力」が加わるので
1.2倍になります。
体重60kgの人だと一歩ごとに72kgの重さが足にかかります。
走ると約3倍です。
この重さをまともに受けないように
床からの衝撃を緩和してくれるのがアーチです。
アーチのあることで身体を支え
歩くことができます。
テントのようなアーチ構造を作り、
上からの重みと下からの床反力を支えています。
足のアーチには三つあります。
多くの人がまず思いつく足のアーチは
内側の縦アーチのイメージではないでしょうか?
足のアーチには3つあって
それぞれに
内側縦アーチ → 左右の揺れをコントロールする
外側縦アーチ → 体のひねりをコントロールする
横アーチ → 前後の揺れをコントロールする
という役割があります。
アーチ形状がバネのように作用することで
足にかかる衝撃を緩和させる役割もあります。
そして
地面を蹴って力を発揮する役割があります。
足のアーチが崩れてくると
偏平足、開張足、、足底筋膜炎、外反母趾、たこ、
足の裏が痛い、足が疲れやすいなど様々なトラブルが生じやすくなります。
足のアーチは重要なんです。
アーチ橋という建造物があります。
アーチ橋は
「上からかかる圧力でさらに強度が増す設計」になっています。
重量を支えるためのデザインとして、これほど優れたものはないそうで
私たちの足にも、このアーチ橋と同じ構造が存在しています。
アーチ橋のような、強く美しい足のアーチを取り戻しましょう。