足部にはアーチ構造の機能を司る二つの機構があります。
「トラス機構」と「ウィンドラス機構」です。
足部の重要な機能として
①衝撃吸収
②安定性
があります。
足部には
内側アーチ、外側アーチ、横アーチがあり、
このアーチ構造によって衝撃吸収と安定性を
保っています。
①衝撃吸収に関しては『トラス機構』
②安定性に関して『ウィンドラス機構』
が重要です。
トラス機構
足部が荷重を受けるとアーチ構造が潰れます。
トラス機構はその際に足底筋膜の弾性によって衝撃吸収を行う機構です。
ウィンドラス機構
ウィンドラス機構とは、
足趾の伸展によって足底筋膜が引っ張られて
アーチが挙上し足部の安定性が高まる機構です。
また伸ばされた足底腱膜はバネのように元の状態に戻ろうとする事で
前方への推進力を得る事ができます。
例えば歩行時。
地面を蹴って前方へ進む際、足趾は伸展状態になります。
この時、ウィンドラス機構が働き、足部の剛性が高まり安定する事によって、
蹴り出しができます。
地面について次の一歩を作る際のところで
トラス機構が働き、足底腱膜の弾性によって衝撃吸収されます。
これらの機能が低下することによって
歩行運動に問題が出たり
扁平足や外反母趾の原因にもなります。
足のケアは大事。
面白い。
足はアートです。
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