
こんにちは、ノリコです。
めちゃくちゃ寒くなってきましたね。
空気が澄んで、凛とした季節がやってきました。
そんな冬の始まりは、心と身体の声にそっと耳を傾けるのにぴったりのとき──
この冬も、皆さまがご自身と丁寧に向き合えるような、あたたかく深い学びの時間をご用意しました。
こんな方におすすめです:
・冷えや不調を感じやすく、体調を整えたい方
・自分自身のケアを学びながら、誰かの支えにもなりたい方
・インストラクターとして、より深い知識と実践を身につけたい方
それぞれの学びのステージに合わせて、内容を丁寧に構成しています。
自分を見つめるあたらしい時間を。
今のあなたにぴったりの講座と出会っていただけますように──
【 講座・イベントスケジュール 2025年秋〜】
11/16、30:オンラインサークル(股関節メンテナンス・スタジオ参加もOK)
11/3(月):心と身体の研究所【鼻・耳・舌のケア】
11/8(土):オーガニックマルシェ出店 (無料姿勢診断、身体相談)
11/15(土):養成コース卒業生勉強会
11/16(日):足の施術 1dayスクール
11/23(日):心と身体の研究所【布草履で姿勢改善】
11/30(日):カレイドキネシスベーシックday1
1月中旬(予定):沖縄合宿
昨日は「足を整える」夜の講座を開催しました。
2時間かけて、丁寧に、足をひとつひとつ感じていく時間。
参加された皆さんからは、
足の関節を一つひとつ丁寧に動かしていく。
足指、足首、ふくらはぎ、膝——。
地味なようで、実は全身のつながりを深く感じる作業です。
足だけを触っているのに、
いつのまにか「肩が軽い」「首が動きやすい」「呼吸が深い」。
そんな変化が起こるのが、この講座の面白いところ。
終わったあとは皆さん一様に、
「本当に変わってる!」と驚きの声。
「なんとなく軽い気がする」ではなく、
確実に「違いがわかる」身体の変化がありました。

終わってからもこんな変化を感じていただいてたようですごいです。
2時間じっくり自分の足と向き合うことで、
自分の身体の中にある可能性が見えてきます。
足は、身体を支えるいちばん下にある大切な土台。
ここが整うと、姿勢も呼吸も、動きもすべて変わります。
ふくらはぎの形が変わるほど、
正しい位置で立つ感覚を取り戻していく。
次回はお昼の時間に開催予定です。
10月30日木曜日
11:00-13:00
平日お昼の開催はこれで最後となります。
最近は日々のレッスンの中で、「呼吸」について丁寧に観察する時間をとっています。
今回はその中でも、いくつかの呼吸法を紹介しながら、身体との関係性について少し深掘りしてみようと思います。

呼吸にはいくつか種類があります。
それぞれ、吸ったとき・吐いたときに、身体がどう動くのかを比べてみると面白いです。
• 腹式呼吸
吸う:お腹が膨らむ
吐く:お腹が凹む
• 逆腹式呼吸
吸う:お腹が凹む
吐く:お腹が膨らむ
• 胸式呼吸
吸う:お腹が凹む
吐く:お腹も凹む
どれも「吸う・吐く」という呼吸そのものは同じだけど
動いている筋肉や動きの方向、安定する場所などまったく違ってきます。
共通して大切なこと:「余計な力を抜く」
呼吸法というとつい深くしっかり呼吸しないとというスイッチが入って
頑張り始める方が多いですが
共通して大事なことは
「余計な力を抜いていくこと」です。
そのために必要なのは、
「今、自分の身体がどうなっているのか?」を感じ取る感覚。
つまり、脳と身体の情報交換です。
実際にレッスンの中で、呼吸を使って身体の状態を感じてみてもらうと
「ここのあたり分かりにくいな」「え?ここ動いていないかも」という感覚が出てくる方も多くいます。
そうした場所は、感覚が薄く、意識が届いていないことが多いです。
頑張ろう!ちゃんとやらなきゃ!と思えば思うほど、逆に本当に必要な場所から意識が逸れていってしまう。
だからこそ、意識がいきにくい場所を、少しずつやさしく起こしてあげることが大切になります。

現実の人間関係でも「見て見ぬふり」「無視」していると相手は離れていきますよね。
それと同じように、身体の中で、違和感あるのに気のせいとほったらかし続けていたとしたら?
その場所は、反応しなくなったり、やがて痛みとしてサインを出すようになります。
膝や腰、肩の違和感。
「気づいてほしい」という身体からのメッセージかもしれません。
自分の身体に、意識や感覚を向ける練習。
それは、集中力もいるし根気のいる作業です。
でも、私たちはこの身体と、ずっと一緒に生きていきます。
だからこそ、少しずつでも
「今、自分の身体はどうなっているのか?」を感じる時間を持ち続けていけたらと思います。
ピラティスを続けて調子が良くなってくると、少しの変化にも気づきやすくなります。
「ここが動かしやすくなった」「あそこが変わった」と、身体の反応を感じられるのはとても嬉しいことですよね。
一方で、なかなか変化を感じにくい方もいらっしゃいます。
でもそれは悪いことではなく、身体の変化を脳がまだ感じ取れていないだけなんです。
感じ取れるようになるほど、身体も調子も整っていきます。
その“感覚を磨く”ために大切なのが、呼吸と心拍のリズムを整えること。
そこでおすすめしたいのが「ボックス呼吸」です。

ボックス呼吸(Box Breathing)は、もともとアメリカ海軍特殊部隊「Navy SEALs」で採用されていた呼吸法です。
極度の緊張状態やプレッシャーの中でも冷静さを保ち、正確な判断をするために使われていました。
戦闘や救助のような高ストレス環境では、呼吸が乱れると心拍が上がり、思考が鈍くなります。
ボックス呼吸は、その逆――つまり、呼吸を意識的に一定に整えることで心拍を安定させ、脳を冷静な状態に戻すことを目的に開発されたものです。
現在では、スタンフォード大学やハーバード大学などでも呼吸法の神経科学的研究が進み、ボックス呼吸が自律神経と心拍の安定に寄与することが報告されています。
つまりこの呼吸は、ただのリラックス法ではなく、「集中・冷静・安定」を生理的に取り戻すための方法なんです。

ボックス呼吸の効果を支えているのが、心拍コヒーレンス(Heart Rate Coherence)です。
これは「呼吸と心拍のリズムが整い、波が滑らかに同期している状態」を指します。
呼吸を整えると、吸うときに心拍が上がり、吐くときに下がるという自然なリズムが生まれます。
このリズムが一定の波形を描くと、自律神経(交感神経と副交感神経)の協調性が高まり、心拍が安定します。
心拍コヒーレンスが高い状態では、脳の扁桃体(感情の反応を司る部分)の過剰な反応が抑えられ、冷静さ・判断力・感情の安定が保たれます。
また、ホルモンバランスや免疫機能にも良い影響を与えることが、研究でも示されています。
逆に、ストレスが高いと呼吸が浅くなり、心拍の波形が乱れます。
それが「落ち着かない」「集中できない」といった不調につながるのです。
つまりボックス呼吸は、意識的に呼吸と心拍を整えることで、心拍コヒーレンスを最適化する科学的なトレーニングなのです。

ボックス呼吸は、誰でも・どこでも・短時間で実践できるセルフケアです。
もともとは軍のメンタルトレーニングとして使われていたほど、信頼性と再現性の高い呼吸法。
呼吸を整えることで、心と身体のリズムが整い、自然と集中・安定・回復の力が引き出されます。
呼吸が整うと、身体の内側の変化にも気づきやすくなります。
でも、呼吸と身体のつながりは“頭で理解する”よりも、実際に体で感じることが何より大切です。
11月、12月のレッスンでは、ボックス呼吸を取り入れながら、
「動きながら整う」「感じながら変わる」体験をしていきます。
呼吸のリズムが安定すると、動きの質もぐっと変わります。
もし最近、
・呼吸が浅い気がする
・身体の変化が感じにくい
・心が落ち着かない時がある
そんな方は、一度レッスンで整う呼吸を体感してみてください。
私たちは日々、外の世界に反応しながら生きています。
緊張、不安、焦り、考えすぎ。
そんな中で、ふと「自分らしさ」や「落ち着き」がどこかへ行ってしまったように感じる瞬間があるかもしれません。
でも実は、私たちの内側には、静かに調和し直す力がもともと備わっています。
それを思い出させてくれるのが、
「コヒーレンス(Coherence)」という概念です。

コヒーレンスとは、心拍、神経系、感情、脳の活動が調和し、一貫性をもって働いている状態を意味します。
これは一種の“生理的な整いの状態”であり、「テクニック」の名前ではありません。
もっとも特徴的なのは、心臓のリズム(心拍変動)が滑らかなサインカーブを描くように整っていること。
この状態では、
• 自律神経のバランスが取れている
• 感情が安定している
• 思考がクリアになり、判断力が高まっている
という、心と身体が一体として機能する自然な“最適モードが現れます。
私たちの心臓は、ただ血液を送るポンプではありません。
常に脳と双方向で情報をやり取りしている「感情的な臓器」でもあります。
心拍のパターンは、
• 脳の情動中枢(扁桃体)
• 意思決定や思考をつかさどる領域(前頭前皮質)
に影響を与えていることが、現代の神経科学で明らかになっています。
つまり、心拍が乱れると、感情も乱れる。
逆に、心拍が整うと、感情も整っていく。
その「整った状態」が、コヒーレンスなのです。
この理想的な状態は、偶然に訪れるものではありません。
私たちは意図的に整えることができるのです。
その手段のひとつが、呼吸を整えること。
たとえば:
• 一定のリズムでゆっくり呼吸する(例:5秒吸って5秒吐く)
• 呼吸に注意を向けることで、今この瞬間に戻る
• 緊張をほどくように息を吐き、内側にスペースを作る
これらのシンプルな実践が、心拍のリズムを穏やかにし、
結果としてコヒーレンス状態へと導いてくれます。
コヒーレンス状態にあるとき、私たちにはこんな変化が起こります:
• イライラや不安が静まり、感情が安定する
• 雑念が減り、集中力や記憶力が高まる
• 判断が冷静になり、視野が広がる
• 心がしなやかになり、人との関わりがやさしくなる
何かを足すのではなく、本来の自分のリズムに戻ることで、
すでにある力が自然と引き出されるのです。

“今ここ”に戻る力は、いつでも私たちの内側にあります。
静かに呼吸を感じてみる。
手を胸と下腹に当て、心臓の鼓動にそっと意識を向けてみる。
呼吸を感じてみる。
心と身体のリズムがつながり、自分の真ん中にある「今ここ」が見つかります。
コヒーレンスとは、自分を整えようとする努力ではなく
「整っている自分」に気づくことです。
私たちの体を一日中支えてくれている「足」。
歩くときも、立ち仕事でも、おしゃれを楽しむときも、足はずっとがんばってくれています。
なんですが、ふと気づくとお手入れは後回しにされがち…。
顔や手には気を遣っていても、「足はちょっと放置してたかも…」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそ、今日からは“足元からのセルフケア”を始めてみてほしいのです。
足を丁寧に洗い、整え、潤す。
この習慣で、匂いやガサガサのトラブルが減ってふわふわしっとりの足になるはずです。

お湯は38〜40度のぬるま湯が理想的。
熱すぎると乾燥の原因になるので、ほんのりあたたかく感じる程度が◎です。
石けんやボディソープは、洗浄力の強すぎない優しいものを選びましょう。
洗うときは、足裏、かかと、指の間、そして爪のまわりまで丁寧に。
ごしごし擦るのではなく、手のひらや柔らかいタオルで「撫でるように」洗うのがポイントです。
足専用ソープや、重曹を入れた足湯を使えば、気になるニオイや角質ケアにも役立ちますよ。

爪のお手入れは、見た目だけでなく健康のためにも大切なケアです。
とくに気をつけたいのが、深爪や無理なカット。
白い部分を1ミリほど残すくらいの自然な長さが、足にとって一番優しい長さです。
形を整えるときは、カーブを強くつけすぎないこと。
特に足の親指などは、まっすぐ気味にカットすることで巻き爪の予防にもなります。
ベストタイミングはお風呂上がり。
爪が柔らかくなっていて、カットしやすくなっています。
爪切りの後は、やすりを一方向に優しくかけてバリを取ると、ストッキングや靴下を傷つける心配も減ります。
また、甘皮が気になる場合は、無理に切らずにぬるま湯でふやかしてから、やさしく押し上げて整える程度で十分です。
いちばん大切にしたいステップが「保湿」です。
特にかかとは乾燥しやすく、ひび割れや硬くなるトラブルが起きがち。
お風呂上がりの清潔な状態で保湿するのが、一番のタイミングです。
お持ちの保湿クリームで大丈夫なので、え?こんなに塗るの?というくらい
しっかり塗りましょう。

おすすめはラノリンクリーム。
ラノリンとは、羊毛から得られる天然のオイルで、ヒトの皮脂にとても近い成分なんです。
そのため肌なじみがよく、乾燥した肌にもぐんぐん浸透してくれます。
かかとのゴワつきや足裏のカサつきには、ラノリン入りクリームをたっぷり塗って、優しくマッサージしてみてください。
さらに、クリームを塗ったあとは綿素材の靴下を履いて、うるおいを閉じ込めてあげると◎。
眠っている間に、ふっくらやわらかな足へと導いてくれますよ。
無添加なので赤ちゃんにも使える、ペットも大丈夫。
ノリコオリジナルで作ったラノリンクリームはスタジオで販売しています。
足のケアは、清潔にする・爪を整える・保湿する、この3つを意識するだけで十分です。
特別な道具や高価なアイテムは必要なく、毎日の習慣として続けることが何より大切です。
清潔で健康的な足を保つことで、歩きやすさや快適さがぐっと変わります。
そして、見えない場所を丁寧に扱うことで、心が落ち着き、自分への信頼感が育まれていきます。
明日を軽やかに歩けるように、ゆっくりと足を癒してあげてくださいね。
足のお手入れができたら、関節のケアのこちらの講座もおすすめです
「少しだけ」のつもりが、気づけば10分以上。
スマートフォンを手に、ついトイレで時間を使いすぎてしまうことはありませんか?
実は、長時間のトイレ滞在には身体にとっていくつかのリスクがあります。
5分を超えると、痔のリスクや腰・骨盤まわりへの負担が増してしまうんです。
とくに以下のような問題が起きやすくなります:
ひとりになれる安心感、「あと少しだけ…」というクセ、
日々が忙しくて、気づけば唯一の休憩がトイレになっている方も多いのではないでしょうか。
そうした習慣が積み重なって、つい長居してしまうのは自然なこと。
でも身体への負担を考えると、ほんの少し意識を変えるだけでも大きな差が生まれます。

スマホを見るとき、こんな姿勢になっていませんか?
・頭が前に出て、首と肩が緊張している
・背中が丸まり、呼吸が浅くなる
・骨盤が後ろに倒れて、腰にじわじわと圧がかかる
この姿勢が長時間続くと、肩こりや首のだるさ、
さらにインナーマッスルがうまく働かず、
姿勢の乱れや疲労感、集中力の低下にもつながってしまいます。
◎ ピラティス
呼吸を深めながら体幹を整えることで、姿勢の改善・内臓の安定にもつながります。
自分で整える力を育てたい人におすすめです。
◎ 整体
プロの手を借りて、骨盤や背骨の歪みをリセット。
不調の根本から整えたい人に向いています。
まずは、トイレにスマホを持ち込まないことから始めてみましょう。
どうしても手放せないときも、時間を決めて深呼吸を意識したり、
背筋を軽く伸ばすだけでも身体の状態は変わっていきます。
“気づいたときがケアのはじまり”。
小さな習慣から、身体の調子は少しずつ整っていきます。
「トイレ+スマホ」は誰にでもある習慣ですが、
その積み重ねが、実は腰痛・疲れやすさ・姿勢の乱れにつながっているかもしれません。
自分の身体の声に少しだけ耳を傾けて、
ピラティスや整体といったケアを取り入れてみるのもひとつの方法です。
負担の少ない毎日を目指して、“整える習慣”を今日からはじめてみませんか?
「お尻を締めて鍛える」って、こう習ったことありませんか?
骨盤底筋トレーニングと聞くと、
「お尻の穴をギュッと締める」
そんなふうに習ったことありませんか?
でも実は、それで動いているのは
肛門括約筋(こうもんかつやくきん)という、
骨盤底筋群の中でも最も表層にある筋肉なんです。
つまり、「お尻を締める」だけでは、
本当に鍛えたい“深層の筋肉”には届いていないかもしれません。
骨盤底筋群の中でも、
使えるようにしたいのは「挙肛筋群」と呼ばれる、さらに奥にある筋肉たち。
この筋肉は
膀胱・子宮・直腸などの内臓を下から支えている
とても大切な存在です。
ただしこの筋肉は、
「お尻を締める」だけではなかなか働いてくれません。
POINT:
挙肛筋群を正しく働かせるカギは「呼吸」です。
息を吐くと、横隔膜がゆっくりと上がり
それに連動して骨盤底筋がふわっと引き上がる。
これが、体の中で自然に起こる連動なんです。
とはいえ、
「横隔膜が上がる感覚」なんて正直わかりませんよね。
でも大丈夫、感じられなくても身体はちゃんと反応しています。
お腹の奥がそっと引き上がるようなイメージを持つだけでOK。
力まず、がんばりすぎず、「ふわっ」と。
それが骨盤底筋と向き合うときの合言葉です。
ギュッと力を入れすぎると、
表層の筋肉ばかりが働いて、深層には届きにくくなります。
むしろ「力を抜いて、吐く息にゆだねる」方が、
奥の筋肉は自然と反応してくれるのです。
ちょっとした意識でOK:
・姿勢を整えて、静かに息を吐く
・骨盤の奥にやさしく意識を置く
・“引き上げよう”ではなく“引き上がってくる”感覚

①まずはオーバーボールで骨盤まわりをほぐします
②お股にテニスボールを挟んで立ちます
③息を吸って吐きながらボールをお腹の中に優しく吸い込むように
たったこれだけでも、
骨盤底の深い部分が少しずつ目覚めてくれます。
がんばらなくていい。
“ふわっ”とゆるめることが、何よりのトレーニング。
ギュッより、ふわっ。
力まなくていいから、気持ちよく整っていく。
そんな骨盤底筋との付き合い方を、今日からはじめてみませんか?
「最近、姿勢が丸くなってきた気がする」
「胸が下がって見える」
「顔まわりがボテっとしてる」
こんな変化を感じるとき、原因は加齢や体重のせいだけではないかもです。
実は小胸筋(しょうきょうきん)という胸の奥にある筋肉が硬くなっている可能性があります。
小胸筋は普段あまり注目されない小さな筋肉ですが、硬くなると姿勢や呼吸だけでなく、美容にも大きな影響を与えます。
POINT:
「老け見え」「たるみ」「肌荒れ」といったトラブルに、この筋肉の硬さが関わっていることも多いです。
この記事では、小胸筋が硬くなる原因、美容面への影響、セルフケア方法、そして整体による改善についてわかりやすく解説します。
小胸筋は、肩甲骨の前にある烏口突起(うこうとっき)から、第3〜5肋骨にかけてついている小さな筋肉です。
小さい筋肉ですが、肩や胸、首まわりの動きと深く関わっているため、硬くなると全身に影響が出てしまいます。
小胸筋が硬くなると肩が前に引っ張られ、自然と巻き肩や猫背になります。背中が丸まると胸が閉じて呼吸が浅くなり、姿勢全体が老けた印象に見えてしまいます。
肩が前に出ると胸郭が閉じて、バストの位置が下がって見えます。デコルテ部分の血流が悪くなると、ハリ不足やしわの原因にもなります。
姿勢の崩れは首やあごまわりにも影響します。肩が前に出ると頭も前に突き出しやすくなり、フェイスラインがぼやけたり、二重あごが目立つこともあります。
呼吸が浅くなると酸素が体に十分に行き渡らなくなり、代謝も落ちます。その結果、顔色がくすんだり、むくみ・肌荒れにつながります。
小胸筋の硬さは首や肩のこりにつながり、それが表情筋まで影響します。こわばった顔は「疲れて見える」「不機嫌そうに見える」など、マイナスな印象を与えやすいです。
毎日のちょっとした習慣で、小胸筋の柔らかさは取り戻せます。
胸の奥まで空気を入れるように深く呼吸してみましょう。肋骨が広がり、小胸筋の緊張もゆるんでいきます。
セルフケアだけでは届かない部分の硬さや、姿勢のクセを根本から整えるには整体がおすすめです。胸まわりだけでなく背中・肩甲骨・首まで一緒に調整することで、効果が長持ちしやすくなります。
A. 多くの方が呼吸のしやすさや肩の軽さをその場で感じます。ただし、姿勢や美容面の変化を安定させるには継続が必要です。
A. 強く押すのではなく、やさしくほぐして整えていくので安心して受けられます。
A. もちろん大丈夫です。小胸筋は美容に直結する筋肉なので、デコルテやフェイスラインの改善を目的にされる方も多いです。
小胸筋の硬さは、姿勢やバストライン、顔まわりや肌の調子にまで影響を与えます。やわらかさを取り戻すことで呼吸が深まり、若々しく自然な印象へとつながります。
福岡市大濠のスタジオKANONでは、小胸筋を含め全身のバランスを整える整体セッションを行っています。
美容改善はもちろん、肩こり・首こり・呼吸の浅さ、睡眠にお悩みの方にもおすすめです。
一度の施術でも変化を実感いただけますが、3か月続けることで「姿勢・呼吸・フェイスライン」の改善が安定していきます。
美容と健康を同時に整えたい方は、この機会にぜひご相談ください。
ピラティス養成コースに興味はあるけれど、
「自分に向いているのかな?」「途中で挫折しないだろうか?」と不安に思う方は少なくありません。
資格は取ること自体よりも、その後にどう活かせるかが大切です。だからこそ、受講前に「向いている人」と「向いていない人」の特徴を知っておくことが安心につながります。
この記事では、実際に養成コースで学びを続けやすい人の傾向や、注意したいポイントを整理しました。
受講前に一度チェックして、自分に合った選択ができるようにしましょう。
→ 当てはまる数が多いほど、ピラティス養成に向いていると言えます。
Q1. 運動経験がなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。ピラティスは身体の使い方から学べるため、運動が苦手な方でも安心して取り組めます。むしろゼロからの方が正しい理解を積み重ねやすいです。
Q2. 人前に立つのが苦手でも講師になれますか?
A. はい。養成コースでは少人数制で指導練習を行うため、徐々に慣れていけます。最初から完璧に話せる必要はなく、練習を重ねる中で自然と身についていきます。
Q3. 年齢が高くても資格を活かせますか?
A. 活かせます。40代・50代以上の卒業生も多く、人生経験を活かした安心感ある指導は、むしろ年齢を重ねた方の強みになります。
Q4. 忙しくても続けられるか不安です。
A. 時間はつくるものですが、仕事や家庭と両立しながら学んでいる方も多くいます。
ピラティス養成コースは「資格を取ればいい」ものではなく、自分に合うかどうかが大切です。
向いている人の特徴は「ピラティスが好き」「学びを深めたい」「人と関わるのが好き」といった前向きな姿勢。
一方、「すぐ稼ぎたい」「資格だけ欲しい」という動機では挫折しやすい傾向があります。
もし「自分に合っているかな?」と不安に思うなら、体験会や説明会で雰囲気を確認するのがおすすめです。
安心して学べる環境かどうか、自分の目で確かめてからスタートすれば後悔はありません。