
お母さんのケアをしているという投稿から
最近はパーキンソン病の方も通い始めたり
インスタでいろいろなご相談を受けるようになりました。
同じような方にもお役に立てるかと思ったので
シェアさせていただきます。
必要そうな方がまわりにいらっしゃったら参考にしてみてください。

あるご家族から、こんなご相談をいただきました。
「母が多系統萎縮症で寝たきりです。胃ろうと気管切開をしていますが
今からでも何かできることはあるのでしょうか?」
病気が進行し、なかか反応が見られなくなってきても、
ご家族としては「何かしてあげたい」と思うものですよね。
私もできるだけのことは、お母さんにしてあげたいと
思っていますから。
結論からお伝えすると
寝たきりでも感じる力は残っている可能性が
すごくあります。
多系統萎縮症(MSA)は
運動神経や自律神経の機能が低下する病気です。
ただし、感覚を伝える神経回路は残ることがあります。
とくに、皮膚や筋肉、関節の動きを感じ取る
「固有感覚」は、脳幹を通じて脳へ届けられます。
これは、寝たきりでも機能していることが多く
触覚刺激が脳に届く可能性があるということです。
1. 手足をやさしく包む・撫でる
・冷えていないかを確認しながら、手のひら、足の裏を包み込むようにふれます
・さする、軽く押すなど、やわらかい刺激を加えます
・指先や足指もていねいに触れてください
2. 呼吸に合わせて胸やお腹に手を添える
・吸ったときに胸にそっと手を添え、吐いたら力を抜く
・数回、呼吸に合わせるだけで大丈夫です
3. 温かいタオルと冷たいタオルを交互に使う
・蒸しタオルを足や首の後ろに当て、数分後に冷たいタオルへ
・自律神経や血流に対する刺激になります
・無理のない範囲で、1日1〜2回でも十分です
4. 手や足の関節を軽く引く・揺らす
・肘・膝・手首・足首などをやさしく引いて戻す、回転してみる
・呼吸に合わせて動かすとより効果的です
・関節を動かすことで、感覚刺激と血流促進が期待できます
・皮膚や筋肉にふれることで、脳の感覚中枢に刺激が届きます
・軽度でも刺激が加わると、脳波や表情に反応が出ることがあります
・五感を使った刺激は、「今ここにいる」という身体感覚をサポートします
反応が見えなくても、脳がまったく反応していないわけではないので
これらのケアは意味のある関わりになります。
寝たきりの介護は、日々の負担も大きく、
良い時もあれば、調子の悪い日もあったりで
迷いや不安がつきまとうと思います。
でも、そっとふれること、呼吸を感じること、
の一つひとつが身体へのアプローチになります。
できる範囲で、少しだけふれる時間をつくってみてください。