
寒い季節になると
身の回りでこんな話を耳にすることはありませんか?
「滑って転んだだけなのに、骨が折れた…」
「そんなに強く打ったわけじゃないのに…」
実は、冬は一年の中でも骨折がとても増える時期です。
その原因は、転びやすいかではありません。
身体の内側でも、骨をもろくする変化が起きているんです。
特に更年期以降の女性や
手足が冷えやすい人は、
自覚がなくても要注意です。
今回は、冬に骨が弱くなる理由と
日常でできる対策を3つご紹介します。
私たちの身体には、
血液の中のカルシウムを一定に保つという働きがあります。
このバランスを支えているのが
副甲状腺ホルモン(PTH)というホルモン。
寒さやストレスが続くことで自律神経が乱れ、
このホルモンの分泌がうまく調整できなくなると
身体は、血液のカルシウムを保つために
骨のカルシウムを溶かして使うようになります。
この状態が続くと、骨の密度が下がり、
ちょっとした衝撃でも骨が折れやすくなってしまうのです。
以下に当てはまる方は
冬の間に骨が弱くなりやすい傾向があります
・手足がいつも冷えている
・更年期前後でホルモンバランスが乱れやすい
・疲れやすく、寝ても回復しにくい
・食事が不規則になっている
・運動習慣が少なく、呼吸が浅い
これらはすべて
身体の中の代謝やホルモンの調整機能を弱めてしまう要因。
つまり、骨の健康に直接影響するサインなのです。
寒い季節でも、自分の身体をいたわることで、
骨の健康を守ることはできます。
ここでは、日常の中で簡単にできる3つの習慣をご紹介します。
骨はカルシウムだけでできているわけではありません。
強くて折れにくい骨に必要なのは、
硬さ(カルシウム・リンなどのミネラル)と
しなやかさ(コラーゲン)の両方です。
おすすめの食品:
・カルシウム:小魚、豆腐、青菜、納豆、いりこ
・コラーゲン:鶏皮、手羽先、魚の皮、煮こごり
・ビタミンD:干ししいたけ、しらす、鮭など
冬は温かいスープや煮物で摂ると、吸収もよくなります。
冷えによって交感神経が優位になると、
副交感神経の働きが弱まり、ホルモンの調整力も落ちます。
首・手首・足首を重点的に温める、
湯たんぽやレッグウォーマー、腹巻を活用することで、
からだ全体の緊張が和らぎ、骨の代謝にも良い影響を与えます。
また、深い呼吸を意識することも、ホルモンの安定につながります。
骨は、使うことで維持される組織です。
激しい運動でなくても、全身を動かす習慣があれば、
血流もよくなり、骨への刺激も保たれます。
おすすめは:
・軽いストレッチや軽いジャンプ
・ピラティスなどの呼吸を使った運動
・姿勢を意識しながらの歩行
「がんばる運動」ではなく
「続けられる運動」が、骨を守る近道です。
冬は、外の寒さだけでなく、
からだの中でいつの間にか進む変化にも
注意が必要な季節です。
骨折は、痛みだけでなく
その後の生活の質を大きく下げる可能性があります。
だからこそ、「転ばないように気をつける」だけでなく、
「骨が折れにくい身体づくり」を日々の中で意識することが大切なんです。
冬の毎日を、あたたかく、安心して過ごすために
骨ケアやってみましょ