飛行機で耳が詰まって痛くなる
なんとなく顎に力が入っている
のどがつまったような感じがする
そんな日常の違和感に心当たりはありませんか?
今回は、それらの感覚と深く関わっている
口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)という筋肉についてのお話です。

口蓋帆張筋ってどこにあるの?
この筋肉は、のどの奥の軟口蓋というやわらかい部分にある小さな筋肉で、
耳と鼻をつなぐ耳管を開けるはたらきを持っています。
実は、耳管を開けることができるのはこの筋肉だけと言われています。
そのため、耳抜きがうまくできない、気圧の変化で耳が痛くなる、という方には、
この筋肉がうまく働いていない可能性があるのです。
顎まわりとのつながり
口蓋帆張筋は、咀嚼に関わる筋肉と同じ神経の影響を受けています。
そのため、顎の筋肉が緊張していたり、食いしばるクセがあったりする人は、
知らないうちにこの筋肉にも影響が出ていることがあります。
また、顎関節の不調や、噛むときの違和感、こめかみの緊張が強い人も、
口蓋帆張筋が緊張して働きにくくなっていることがあります。
姿勢も関係している?
頭が前に出るような姿勢(猫背・スマホ姿勢)は、
のどの奥の空間を狭くし、この筋肉のはたらきも抑えてしまいます。
そのため、
呼吸が浅くなる
声が出にくくなる
耳の抜けが悪くなる
といった不調が出やすくなります。
気づかないところでからだはつながっている
この筋肉を直接動かすことは難しいですが、
間接的に整えることはできます。
顎やこめかみをやさしくゆるめてあげる
頭の位置をまっすぐに意識する
鼻呼吸を意識して深く呼吸する
それだけでも、この筋肉が働きやすくなり、
耳や顎の違和感が軽くなることがあります。

ピラティスではどう見ていく?
ピラティスでは、目に見える動きや筋肉だけでなく、
身体の奥にある感覚やバランスを大切にしています。
口蓋帆張筋のように、意識しづらいけれど大切な筋肉を知っておくことで、
呼吸や姿勢、顎まわりの不調に対するアプローチの幅が広がります。
姿勢を整え、深い呼吸を取り戻すことで、
からだの奥の感覚が少しずつ目覚めていく。
そんな変化を、日々の中で感じてもらえるようなサポートができればと思っています。
専門家向けにも記事を書いております。
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