姿勢の正しさって誰が決めたの? ――ピラティスと日本人の身体観から考える | 福岡の大濠にあるピラティス・ヨガ スタジオKANON(カノン)

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身体のこと

姿勢の正しさって誰が決めたの? ――ピラティスと日本人の身体観から考える

はい、これが正しい姿勢です。

そう言われたとき、なんとなく違和感を覚えたことはありませんか。
私はずっとありました。

真っ直ぐと言われても、身体は緊張してるし呼吸も浅くなる。
それが本当に、よい姿勢なのかと考えることがあります。

ピラティスを学び、伝える中で感じているのは
姿勢は型ではなく、在り方から生まれるということです。

正しいを振りかざせば正しくないが出てくる。
その正しいって本当?

国が違えば、時代が違えば、その時の状況が違えば
変わるかもね。。。

人が決めてる正しいなんてそんなものなのです。

ということで
姿勢の正しさについて考えてみたいと思います。

姿勢の基準はアメリカで生まれた

今よく見る姿勢の基準線。
耳、肩、骨盤、膝、くるぶしが一直線に並ぶ理想的な姿勢。

これは20世紀初頭、アメリカで整形外科や理学療法の分野から生まれた概念です。
1940年代、理学療法士ケンダルが体系化し、共通の基準として広まっていきました。

でも、もともと日本には
このような姿勢の型は存在していませんでした。

 

日本にあるのは、所作や礼の文化

日本にあったのは
正座や礼、立ち居振る舞いといった、文脈に応じた所作の美しさです。

姿勢は整えるものというより、にじみ出るもの。
茶道、剣道、能、禅の動きには
心を静めること、重心の安定、丹田の意識が根づいています。

動くための姿勢
呼吸とつながる姿勢
相手を尊ぶ姿勢

そこに、型を押しつける必要はありませんでした。

ピラティスと身体の自由

ピラティスもまた、本来は動きのための姿勢を大切にします。

背骨を無理に真っ直ぐにするのではなく
自然なカーブを保ちながら、自由に動ける身体を育てていく。

正解があるというより
その人自身の呼吸や筋肉のつながりの中から見えてくる最適な状態がある。

KANONに来られる方の中にも
背すじを伸ばさなきゃ
姿勢が悪くて恥ずかしい
そんな言葉を口にされる方が多くいます。

でも本当は
姿勢は評価されるためのものではないのかもしれません。

大切なのは、今、呼吸がしやすいこと。
その方がずっと自然で、整っている状態だと思います。

 

姿勢は生き方を映すもの

日本語には
あの人の姿勢が好き、という表現があります。

それは見た目の整いだけでなく
物事への向き合い方や、立ち居振る舞いの中にある芯のようなものを指しています。

姿勢は、形ではなく
その人の在り方そのもの。

ピラティスも同じです。
身体を通して、心の落ち着きや凛とした在り方を育てていく。

整えるというより、本来の状態に戻るような感覚に近いかもしれません。

真っ直ぐな姿勢が正しいとは限らない。
その人が楽に安心して動けること。
心が自然体でいられること。

それが本当の意味でのよい姿勢なのだと思います。

安心して学べる養成スクールの選び方

姿勢は、骨や筋肉だけの問題ではありません。
そこには、その人の生き方や時間の重なりが表れてきます。

カレイドピラティス養成コースでは
少人数で、一人ひとりの身体の声に耳を傾けながら
その人らしい整いを一緒に見つけていきます。

正しさに縛られるのではなく
その人自身の在り方に合った整いを育てていく。

それが、ここにあるピラティスです。
あなたの姿勢は、今どんな状態にありますか。

 
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