「ととのう=疲れが取れる」って本当?サウナの意外な落とし穴 | 福岡の大濠にあるピラティス・ヨガ スタジオKANON(カノン)

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身体のこと

「ととのう=疲れが取れる」って本当?サウナの意外な落とし穴

「サウナに入るとスッキリする」「ととのうと疲れが取れる気がする」
そう感じたこと、ありませんか?

ここ数年、日本ではサウナブームが続いていて、
サウナ・水風呂・外気浴を繰り返す「ととのう」ルーティンが人気です。

でも、それって本当に「疲れが取れている」状態なのでしょうか?
実はサウナで感じるスッキリ感には、思っているのとは違う身体の仕組みが関係しているんです。

 

「ととのう」って、どんな状態?

「ととのう」という言葉に医学的な定義はありません。

一般的には、サウナ→水風呂→休憩を繰り返した後に感じる

• 頭がスッキリする
• 無になったような感覚
• ふわふわと気持ちいい

といった状態を指していることが多いようです。

この感覚は、「身体が整った」ようにも思えますが、実際は急激な温度変化によって
自律神経が大きく刺激され、一時的にホルモンバランスや血流が変化した状態です。

言い換えれば、からだがびっくりして興奮状態になっているだけのことも多いのです。

サウナの中で起きていること

サウナ室の温度は、80〜100℃以上のこともあり、非常に高温です。
この中に数分間いると、体は一気に汗をかき、皮膚や深部の体温が上がります。

そのあとすぐ水風呂(10〜20℃)に入ると、今度は一気に体が冷やされます。

このような急激な温度差に対応しようとして、
自律神経がフル回転で働き、心拍数や血圧も変化し続けます。

この状態は、たとえ「気持ちいい」と感じたとしても、
脳や身体にとっては実はかなりの負担

疲れているときに繰り返すことで、逆に自律神経のバランスを崩す原因になることもあるんです。

「フィンランド式」と「日本の環境」は違う

もともとサウナは、フィンランドなどの寒い国で生まれた文化です。
外が氷点下で汗もかきにくい中、体温を保つために使われていました。

でも、日本の夏はすでに高温多湿。

そんな中でさらにサウナに入ると、
からだの熱がこもりやすく、自律神経がうまく働かなくなることも。

同じ「サウナ」でも、環境が違えば身体への影響もまったく違うんです。

疲れているときは「がんばらない休み方」を

サウナで「ととのいたい」と思うとき、
それはもしかしたら「疲れてるからこそ、何かですっきりしたい」と感じている時期かもしれません。

でも、本当に疲れているときほど、
刺激の強いリフレッシュではなく、やさしい回復が大切なんです。

たとえばこんな方法でも、十分に整えられます:

38〜39℃くらいのぬるめのお風呂に10〜15分浸かる
• 深呼吸を意識する
• スマホやテレビから離れて静かに過ごす
• 寝る前の1時間は照明を落としてゆったりする
• カフェインを控えて、白湯やハーブティーを飲む

こういったことの積み重ねが、本当に身体を整えてくれるんです。

「ととのう=整う」じゃなくてもいい

サウナの「ととのう」は、たしかに気持ちよくてクセになります。
でもそれが、「本当に身体にいいかどうか」は、体調やタイミングによって変わるもの。

もし最近、寝つきが悪い、だるさが続く、頭がぼーっとする…そんな状態が続いていたら、
それは刺激を控えて、脳や神経をそっと休ませるサインかもしれません。

ととのうことを否定する必要はありません。
でも、「今日は無理せず休もう」と思える自分も、大切にしてあげてくださいね。

 
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