寝ても寝ても疲れが抜けない ずっとだるい人が、最初に見直したい5つのこと | 福岡の大濠にあるピラティス・ヨガ スタジオKANON(カノン)

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身体のこと

寝ても寝ても疲れが抜けない ずっとだるい人が、最初に見直したい5つのこと

「昨日ちゃんと寝たのに、なんでこんなにだるいんだろう?」
起きた瞬間から身体が重くて、コーヒーを飲んでも頭がぼんやりしたまま。
仕事に向かう準備もダラダラとして、気持ちも上がらない。

そういう状態が慢性的になってくると、自分でも気づかないうちに「これが普通」になってしまうことがあります。
でも本当は、それは身体からのサインかもしれません。

なぜ「だるさ」に気づきにくいのか?

私たちは意外と、自分の疲れに鈍感です。
なぜなら「頑張れば動けてしまう」から。
仕事も家事も、とりあえずこなせてしまうからこそ、「まだ大丈夫」と思い込みがちです。

でも本来、起きたときから疲れているというのはエネルギーの回復がうまくいっていない状態。
そして、その回復に深く関わっているのが副腎自律神経です。

「副腎疲労」って聞いたことありますか?

副腎は、ストレスに対抗するホルモン「コルチゾール」を分泌する小さな器官です。
慢性的なストレスや睡眠不足、栄養の偏りが続くと、副腎が疲弊し、必要なホルモンがうまく出せなくなる。
これが「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」と呼ばれる状態です。

現時点では正式な医学診断名ではなく、まだ仮説段階の概念ですが。。
でも、「原因ははっきりしないけれど、ずっと疲れている」という人たちの中には
この副腎疲労に近い状態に陥っているケースがけっこうあります。

カフェインが効かないのは「回復」が足りていないサイン

コーヒーやエナジードリンクを飲んでも効果を感じない。
むしろ、飲んだあとにだるくなってしまう。
そんなとき、体に必要なのは刺激ではなく回復です。

これは自律神経のバランスが崩れていたり、副腎が慢性的な疲労状態にあるときに起こりやすいサイン。
「頑張って起きる」ことより、「自然と起きられる」身体に整えていくことが必要です。

疲れやすさを整える5つの習慣

1. 光のリズムを整える

朝の光は、体内時計をリセットしてくれる大切なスイッチです。
朝起きたらまずカーテンを開け、5〜10分だけでも自然光を浴びることで
副腎ホルモン(コルチゾール)のリズムも整いやすくなります。

夜はできるだけ間接照明に切り替えて、光の刺激を減らすと、睡眠の質も上がりやすくなります。

2. 呼吸を深くする時間をつくる

呼吸は、自律神経と直接つながっています。
疲れているときは無意識に呼吸が浅くなりがち。

1日3分だけ、「鼻から吸って、口からゆっくり吐く」呼吸を繰り返すだけで、身体の緊張が抜けて回復モードに入りやすくなります。
私が最近おすすめしているのがボックス呼吸。レッスンでもお伝えしていきますね。

3. スマホや情報から距離を取る

寝る前のスマホ、習慣になっていませんか?
情報が多すぎると、脳も副腎もずっと刺激を受け続けてしまいます。

就寝1時間前はスマホを閉じ、静かな時間を持つことで、身体が本当に休まる時間を作ることができます。
そうは言っても私はスマホ依存症なのでこれは無理ですが・・・w

できる方はやりましょう。

4. ミネラルを意識する

マグネシウム、ナトリウム、亜鉛、鉄分などは、副腎や神経伝達に関わる重要な栄養素です。
激しい運動やストレス、偏った食生活で不足しがちなので、意識して摂ることがポイントです。

例えば:味噌汁、海藻、ナッツ、赤身肉、レバー、天然塩などから自然に補えます。

5. 意識的に「脱力する時間」を持つ

ゆっくり歩く、湯船に浸かる、軽く身体を伸ばす。
そういった「力を抜く時間」は、副交感神経を優位にし、疲労回復を促してくれます。
何かをする、というより「何もしない」ことを意識してみてください。

すぐに劇的に変わるわけではありません

「朝起きる=気合い」と思っている方も
呼吸を整える、夜スマホを閉じる、ミネラルを摂るなど、小さな習慣を少しずつ取り入れていくことで、
少しずつ身体の反応が変わってきたと感じます。

もちろん劇的に変わるわけではありません。
でも「だるさの底」が浅くなる感覚、「これなら今日もいけるかも」と思える朝が増えていく感覚。
そういう積み重ねが、自分の生活を支える柱になっています。

まとめ

慢性的な疲れや、朝のだるさに悩んでいる人はとても多いです。
でも、その原因は努力不足ではなく、回復の仕組みがうまく働いていないだけ

「ちゃんと寝てるのに疲れが取れない」と感じたときこそ、
今回紹介したような小さな習慣から、整えるきっかけを作ってみてください。

ピラティスを生活の中に取り入れるのもおすすめです。
慢性的な疲れが取れない方もご相談くださいね。

 
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