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福岡でピラティス養成コースを検討するなら知っておきたい「解剖学」の基礎と学び方

ピラティス養成コースで多くの人が不安に思うのが「解剖学」です。
「専門用語ばかりで難しそう…」と感じる方もいれば、医療やフィットネスに関わる方からは「どこまで学べばいいの?」という声もあります。

でも実際には、養成コースで学ぶ解剖学はただの暗記ではなく、身体の動きを安全かつ効果的に伝えるための基礎理解です。
骨や関節の動き・主要な筋肉の働きを押さえておけば、初心者でも安心して指導でき、専門職の方なら現場ですぐに活かせます。

この記事では初心者が押さえるべき基礎から専門職にとっての実務での活かし方まで、解剖学の学び方を分かりやすく整理しました。

要点まとめ(TL;DR)

  • 解剖学は暗記ではなく、身体を安全に動かし伝えるための基礎知識
  • 安全性・身体の仕組み・説得力の3つが、解剖学を学ぶ意味。
  • 初心者は骨・関節の動き・主要な筋肉の基本を押さえれば十分。
  • 学び方次第で「解剖学は難しい」から「動きとつながって楽しい」に変わる。
  • おすすめ教材は動きの解剖学・アナトミートレイン・プロメテウス・ビジュアブルボディ
  • 座学+実技+指導練習の流れで学ぶと、知識が現場で活かせる。
  • 解剖学を学ぶことは安心して人を導くための基礎力を育てることにつながる。

マットピラティス養成コース中の様子

なぜ解剖学が必要なのか?

ピラティス養成コースで解剖学を学ぶのは、「筋肉に効かせるために暗記すること」ではありません。
ピラティスは全身のつながり・呼吸・内側への意識を大切にするメソッドです。
そのため、体の仕組みを理解することは「安全に・効果的に・説得力をもって」指導するための土台になります。

  • 安全性を守る:
    関節の可動域や動きの特徴を知っていれば、無理な動きや負担の大きい指導を避けられます。
    例えば腰椎はひねりに弱いため、腰ではなく胸椎で回旋を促すとケガのリスクを防げます。
  • 体の仕組みの理解:
    骨・関節・筋肉の役割を理解することで、動きの意図や効果を自分自身で納得できます。
    「この動きはなぜ必要なのか?」を理解していると、自分も安心して練習でき、指導にもつながります。
  • 説得力のある説明:
    「なぜこの動きをするのか」を根拠を持って伝えられると、受ける人も安心します。
    例えば「呼吸で肋骨が広がる仕組み」を解剖学の視点で説明すれば、単なる形の指導よりも納得感が生まれます。
  • 全体性の理解:
    解剖学を学ぶことで「身体を部分ごとに分けて考える」から「全身のつながりを理解する」へと視点が広がります。
    ピラティスの本質である「全体で調和して動く」ことを、より深く体感できるようになります。
POINT: 解剖学を学ぶことは、単なる知識の習得ではなく「安心して人を導くための基礎力」を育てること。
初心者にとっても専門職にとっても、学びの深さと指導の自信につながる大切なステップです。

養成コース中の一コマ

初心者が押さえるべき解剖学の基礎

「解剖学」と聞くと、専門書に出てくる難しい用語をひたすら暗記しなければならないイメージがあるかもしれません。
でも、ピラティス養成コースで学ぶ解剖学はそうした学問的なものとは違います。
必要なのは「身体を安全に動かすために知っておきたい基本」
初心者の方も、生活の中で感じる動きや姿勢とリンクさせながら学べる内容です。

  • 骨格の基本:
    背骨・骨盤・肩・股関節など、日常動作や姿勢の安定に大きく関わる部位を理解する。
    「骨盤が傾くと背骨はどう動くか?」といったつながりをイメージできるだけで、動きの見方が変わります。
  • 関節の方向:
    それぞれの関節には「自然に動く方向」と「無理をするとケガにつながる方向」があります。
    例えば肩関節は前後左右に動きやすいけれど、腰椎はひねりに弱い。
    こうした特性を知ることで、安全な指導ができるようになります。
  • 主要な筋肉の役割:
    おしり・お腹・背中・太ももなど、大きな筋肉がどんな働きをするのかを理解する。
    たとえば「おしりの筋肉は骨盤を安定させる」「お腹の筋肉は背骨を守る」など。
    部位の名前を覚えるのではなく、働きを理解することが大切です。

POINT: 解剖学は「専門用語を覚えるための勉強」ではなく、「身体を安全に動かし、分かりやすく伝えるための基礎知識」です。
骨や筋肉の仕組みを知ることで、初心者でも自信を持って動きを指導できるようになります。
実際のコースでは、動きを体感しながら学ぶので「なるほど、だからこの動きはこう感じるんだ」と自然に理解が深まります。

ピラティスを学ぶときに役立つ解剖学の本・アプリ

解剖学のおすすめの本はプロメテウス

「解剖学は難しそう…」と感じる方も多いですが、実は視覚的にわかりやすい教材を使うだけで、ぐっと理解が深まります。ここでは、ピラティス養成コースを検討する方におすすめの本・アプリを紹介します。

  •  動きの解剖学(カラー図解)
    骨や筋肉が「動き」と一緒に描かれているので、座学だけでなく実際のエクササイズとリンクして理解できます。初心者が最初に手に取るのにおすすめ。
  • アナトミートレイン
    全身を「筋膜のつながり」で説明した名著。ピラティスの「全体で動きを整える」という考え方とも親和性が高く、専門職やトレーナーの学び直しにも最適です。
  • プロメテウス解剖学アトラス
    医学生や医療従事者にも使われますがピラティスインストラクターには定番。美しくで正確な図解が特徴で、より深い理解を得たい方に向いています。
  • ビジュアブルボディ(アプリ)
    骨や筋肉を360度から立体的に見られる3Dアプリ。動きと連動して確認できるので、スマホやタブレットで気軽に復習できます。

マットピラティス養成コースのハンズオン練習の様子

よくある失敗談

解剖学の学び方を間違えてしまうと、「せっかく時間とお金をかけたのに身についていない…」という後悔につながりやすいです。ここでは受講生からよく聞く失敗例をまとめました。

専門用語を丸暗記しようとして挫折
「脊柱起立筋」「大腿直筋」など名前だけを暗記しようとしても、動きと結びついていなければすぐに忘れてしまいます。結果として「テストでは答えられるけど、現場で説明できない」という状態に。
座学だけで終わり、実技とつながらなかった
教科書で覚えた内容を実際の動きがつながらないまま卒業。体感を伴わない知識は使えず、「頭では分かっているのに人に説明できない」というギャップが残ります。
筋肉の名前だけ覚えて動きに結びつけられなかった
「大臀筋は股関節の伸展に関わる」と覚えても、スクワットやブリッジでどう働くのかを体感しないと意味がありません。動きの中で理解できなければ、指導に落とし込めないのです。

こうした失敗を避けるには、「座学+実技+指導練習」の流れをセットで学べる環境を選ぶことが大切です。知識をただ覚えるのではなく、体験を通して理解し、人に伝えられる形にしていくことで初めて解剖学が生きてきます。

解剖学が楽しくなる学びのポイント

「解剖学は難しそう…」と思う方も多いですが、学び方次第でぐっと面白く、身近に感じられるようになります。ここでは、解剖学を楽しく理解できるためのポイントを紹介します。

  • 動きとリンクして学ぶ
    骨や筋肉の名前を本で暗記するだけでなく、実際の動きと結びつけることで「なるほど!」と体感しながら覚えられます。
  • 日常生活に置き換えて考える
    「階段を上るときに使う筋肉」「呼吸でここが動く」など、身近な動きと重ねるとイメージしやすく、楽しみながら理解できます。
  • 1回で完璧に覚えなくても大丈夫
    解剖学は一度で身につけるものではありません。基礎から積み上げる中で、点と点がつながり線になるように理解が深まっていきます。
  • レッスンにつながる学び方
    「なぜこの知識が必要なのか」が分かると、ただの暗記ではなく、レッスンで“伝わる力”につながります。
POINT: 解剖学は「覚えるもの」ではなく「体感して楽しむもの」。
ワクワクしながら学べる環境を選ぶことが、長く活かせる知識につながります。

マシン養成コース中の練習風景

FAQ:解剖学に関する質問

Q1. 医療系の知識がなくても理解できますか?
A. はい、大丈夫です。養成コースで学ぶ解剖学は基礎から丁寧に学びますので未経験の方でも分かりやすく学べます。
Q2. 専門用語が多そうで不安です。
A. 難しい言葉を暗記する必要はありません。養成コースでは「歩く」「座る」「呼吸する」といった日常の動きとつなげて説明するので、イメージしやすく自然に理解できます。
Q3. どのくらいの範囲を覚える必要がありますか?
A. 骨・関節の基本的な動きと、主要な筋肉の役割を学びます。細かい部分は卒業後の勉強会や実践を通して少しずつ深めていけば問題ありません。
Q4. 医療職としてもっと専門的に学びたいのですが?
A. 基礎のコースを学んだ上で、臨床や現場に応用できる学びもあります。専門職の方は、症例対応した現場で使える内容かを確認すると安心です。

まとめ

ピラティス養成コースでの学びは「資格を取る」ことがゴールではなく、
その後に安心して活動を続けられるかどうかが大切です。
自分に合った学び方やサポート体制を確認し、後悔のない選択をしましょう。

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