私たちの体には、驚くほど精密な感覚システムが備わっています。
その中でも特に注目したいのが、普段あまり意識することのない足の裏です。
足の裏には、地面からの情報を絶えず受け取る繊細なセンサーが無数に存在しています。
この足の裏のセンサーは、私たちが立っているとき、歩いているとき
走っているときなど、常に働いています。
してその情報は、姿勢を整え、バランスを保つための重要な手がかりとなっています。
そして、この足の裏の感覚は、単に体のバランスだけでなく
私たちの心の状態にも深く関わっています。
例えば、地面をしっかりと感じられているときは、心も安定していることが多いです。
「地に足がついている」という表現は、まさにこの状態。
私たちの感情は、体の動きと密接に結びついていて
腕や脚の動き方、関節の使い方によって、気分や感情が変化します。
首から下の体の動きが、私たちの感情の大部分を決定しているとも言われています。
感情は自然と表情となって現れます。
嬉しいときは自然と笑顔になり、悲しいときは自然と表情が曇ります。
これは、心と体が一体となった自然な反応です。
ところが、現代社会では、本来の感情とは異なる表情を
意図的につくることが求められる場面が増えています。
例えば、接客の場面で常に笑顔を保つことを求められたり
つらい気持ちを隠すために無理に明るく振る舞ったりすることがあります。
このように感情と表情が一致していない状態が続くと
知らず知らずのうちにストレスが蓄積されていきます。
体が発する本来のメッセージと
意図的につくり出す表情との間にギャップが生じるからです。
どうすればいいのかというと。。。
まずは、足の裏の感覚を取り戻すことから始めましょう。
例えば、裸足で柔らかい地面を歩いてみる、足の裏をマッサージする
足の指を意識的に動かしてみるなど、簡単なことから始められます。
足の裏の機能が改善されると、自然と姿勢が整い、
体全体のバランスが良くなっていきます。
すると、無理のない自然な動きが生まれ、感情の流れもスムーズになっていきます。
心と体は密接につながっています。
足の裏から始めることで、やがて全身の調和が生まれ
自然な感情表現ができるようになっていくのです。
ということで3月5日、15日は足のセルフケア講座です。
次回から大幅値上げが決まっているのでタイミング合わせてお越しください。