「呼吸が浅いから、もっと深く呼吸するように意識してください」
こんなアドバイスをもらったことはありませんか?
でも、意識しても思うように呼吸が深くならない…
そんな経験をされている方も多いと思います。
実は、呼吸を深くしようと意識するだけでは、なかなか改善されません。
それはとても自然なことなんです。
私たちの呼吸は、身体の状態に大きく影響されています。
例えば、肩や首が凝っているとき、呼吸が浅くなったことはありませんか?
それと同じように、身体のいろいろな部分の硬さや使い方が
呼吸の深さに影響を与えているんです。
特に最近増えているのが、歯を噛み締める癖による影響です。
仕事中や睡眠中に知らず知らずのうちに歯を噛み締めている方が多いのですが
これによって頬の筋肉(咬筋)や側頭部の筋肉が硬くなってしまいます。
実は、この部分の緊張はアナトミートレインでいう
ディープフロントラインと関係があって硬くなると
呼吸にまで影響を与えてしまいます。
その他にも、以下のような部分が呼吸に大きく関わっています。
まず、肋骨の動き。
呼吸をするたびに肋骨は少しずつ動きます。
肋骨の周りが硬くなっていると、この自然な動きが制限されてしまいます。
次に、首や肩の周り。
鎖骨の周りや肩周りが硬くなっていると、呼吸のたびの自然な動きが妨げられます。
呼吸を深くするためには、まず身体を整えていく必要があるんです。
ピラティスでは、これらの部分をやさしくほぐしながら
呼吸がしやすい身体を作っていきます。
無理に意識するのではなく、身体が自然と深い呼吸ができるようになっていくんです。
呼吸が深くなってくると、素敵な変化が起こってきます。
・身体の緊張がほぐれる
・心が落ち着く
・疲れにくい身体になる
・姿勢が良くなる
・肩こりや首こりが改善される
・肌もキレイになる
これらは、すべて呼吸が上手くできるようになることで自然と得られる効果なんです。
「深く呼吸しなきゃ」という意識は、かえって身体を緊張させてしまうかもしれません。
身体をリラックスさせて、呼吸が自然と深くなるのを待つくらいが良いです。
ピラティスのレッスンでは、そんな自然な呼吸への道のりをサポートしています。
一緒に、楽に深い呼吸ができる身体を作っていきましょう。
呼吸の悩みがある方は、ぜひ一度体験にいらしてください。
きっと新しい発見があるはずです。