「顔がたるんできたかも…」
「リフトアップしたいから、顔の筋トレをしてるんです」
そんな声をよく聞きます。
でも実は――
その“顔トレ”、逆効果になっているかもしれません。
引っぱれば引っぱるほど、顔は下がっていく
顔の筋肉(表情筋)は、体の筋肉とはちょっと違います。
多くの筋肉が「骨と骨」をつなぐのに対して、
顔の筋肉は「骨と皮膚」をつないでいます。
だから、ぐいっと引っぱったり、ギュッと力を入れてばかりいると…
・皮膚とのつながりがゆるみ
・筋肉がのびきってしまい
・かえって下にさがりやすくなるんです
無意識に上を向いてストレッチしたり、強めにマッサージしたり。
それが、実は「老け見え」につながっていることもあります。
古くなったゴムは、戻らない
たとえば、使い込んだゴムを思い出してみてください。
何度も伸ばしていると、あるときから戻らなくなりますよね。
顔の筋肉も同じで、無理に動かすほど、もとに戻る力を失っていくんです。
本当に顔を上げたいなら、“顔以外”を整えて
では、どうすれば顔は自然に上がるのか?
そのヒントは「顔の外側」にあります。
私がいつも大切にしているのは、
背中・後頭部・頭皮を整えること。
• 背中のこわばりをゆるめる
• 後頭部の緊張をほぐす
• 頭皮の流れをよくする
そうすると、がんばらなくても、
目が開いて、頬がふわっと上がって、肌ツヤまで変わってくるんです。
自然に上がる顔のために
自分でできるセルフケア3選
ここでは、毎日少しずつでも続けやすい、
簡単なセルフケアを3つご紹介します。
① 背中をゆるめる深呼吸ストレッチ
姿勢のクセは顔のたるみに直結します。
まずは、背中の緊張をゆるめて、土台を整えましょう。
② 後頭部の“ほぐしタッチ”
後頭部は顔とつながる大切な場所。
ここがかたくなると、目も口元も下がりやすくなります。
③ 頭皮ゆらしマッサージ
ふわっと動く頭皮が、ふわっと上がる顔をつくります。
最後にひとこと
がんばって引き上げるのではなく、
「ゆるめて整えて、戻していく」という視点を、
ぜひ取り入れてみてください。
今日も、自分をやさしく整える一日になりますように。
詳しいやり方は力加減とかもあるので
レッスンでお伝えしようと思います。