湿気の多い梅雨の季節
「なんとなく身体が重い」「朝からスッキリしない」「むくみやすい」
そんな不調を感じている方が増えてきました。
それ、もしかしたら“湿”が原因かもしれません。
湿邪(しつじゃ)とは?
中医学では、湿気による身体の不調を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿邪はとくに“脾”(消化や代謝をつかさどる内臓)を弱らせると考えられていて
次のような症状が出やすくなります。
• 朝から身体がだるい
• 頭がぼんやりする
• 食欲が落ちる、胃腸の調子が不安定
• むくみやすい、冷えやすい
こんな不調が続くと、自律神経や気分にも影響が出てきます。
湿気の多い季節におすすめの3つのセルフケア
私が実際に日々のレッスンで取り入れている「湿ケア」を3つご紹介します。
1. ピラティスでやさしく巡らせる
湿気で滞りがちな“気・血・水”を、呼吸とやさしい動きで巡らせます。
とくに深い呼吸と背骨まわりの動きを意識すると、身体の内側から巡りが整いやすくなります。
2. お腹や仙骨を温める
湿と冷えはとても仲が良い存在。
お腹や仙骨を温めることで、内臓の働きを助け、代謝のめぐりもスムーズになります。
冷えを感じる方は、薄手の腹巻きやお灸もおすすめです。
3. 東方美人茶で内側から整える
私がこの季節に特におすすめしている台湾茶が「東方美人茶」です。
発酵の力で身体の余分な湿をやさしく外へ導いてくれます。
香りも上品でリラックス効果が高く、“飲むだけで整うセルフケア”としても取り入れやすいお茶です。
湿度の多い季節は、知らず知らずのうちに「不調のサイン」が現れやすくなります。
でもそれは、身体が「気づいてほしい」と伝えてくれているサインでもあります。
KANONでは、ピラティスと東洋医学の考え方を組み合わせて、
その方に合った“整え方”をお伝えしています。