結婚式までに天使の肩甲骨を目指しませんか?」
最近お見かけした広告
ウエディングドレスを綺麗に着るためのコース
30万円
これ。。。。金額もびっくりですが
そもそも
天使の肩甲骨は目指したらダメです!!
肩甲骨がくっきりと浮かび上がった背中。
すっと伸びた姿勢に、羽のような美しいフォルム。
これを美しい😍と勘違いしてしまう人は世の中にまだまだ多いです。
その“羽のような肩甲骨”
良い状態だとは全く言えなくて
医学的には「翼状肩甲骨(よくじょうけんこうこつ)」と呼ばれる状態なんです。
これは、肩甲骨が本来あるべき安定性を失い、肋骨から浮き上がってしまっている状態。
肩甲骨は本来、肋骨の上にしなやかに乗っていて、
前鋸筋(ぜんきょきん)や僧帽筋(そうぼうきん)などの筋肉の働きによって安定して支えられています。
それらの筋肉が適切に機能していれば、肩甲骨は肋骨にぴったり沿いながら、スムーズに動くことができます。
なんですが、その筋肉の機能が弱くなると、肩甲骨は肋骨から浮き上がり、不安定な動きをするようになります。
この状態が続くと、肩の可動域が狭くなるだけでなく、肩こりや首こり
肩関節の痛みなど、様々な不調を引き起こす原因となってしまうのです。
特に前鋸筋は、肩甲骨を肋骨の上に安定させる役割を持ち
腕を前に押し出す、物を遠くに差し出すといった動きで活躍する重要な筋肉です。
この筋肉がうまく働かなくなると、腕の重みを支えることができず
肩甲骨は浮き上がり、肋骨の“レール”から外れて不安定な動きを始めます。
こうした身体のサインを、見た目に惑わされて「美しいもの」と勘違いしまっている方がとっても多い。
不安定で機能を損ねている状態を「理想的な身体」と信じてしまう——
それは、身体にとってはとても危ういこと。
大切なのは、「見た目」だけではなく「機能」と「安定」が両立していること。
本当に目指すべきは、肩甲骨が肋骨にぴたりと乗り、前鋸筋や僧帽筋がバランスよく働き、自然な位置で動ける身体です。
そうした“支えられた安定”のうえにこそ、しなやかに動く背中、美しい姿勢、自由な腕の動きが生まれます。
前鋸筋を使うエクササイズもレッスンでやってます。
本物の美しさとは、外から見えるものだけではなく、
内側から整い、正しく機能することで生まれるもの。
KANONでは、そんな「本質的な身体の美しさと機能性」を育てるためのレッスンを大切にしています。
見た目ではなく“生きた身体”の在り方に興味があるなら、レッスンにぜひ一度触れてみてください。