肩甲上腕関節は、浅い関節窩に
大きな上腕骨頭がはまっているような構造をしています。
関節窩は上腕骨頭の1/3程度の大きさしかないと言われています。
股関節と肩関節はつくりが似ていますが
股関節の方が関節窩が広くて深いので
肩甲上腕関節よりも安定が高い構造をしています。
肩関節は股関節以上に軟部組織によって不安定さを補う必要があります。
【肩甲上腕関節の安定化機構】
◎関節唇、関節包・関節上腕靱帯といった軟部組織と
関節内圧が陰圧に保たれていることで安定を図っています。
◎ローテータカフ
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋で構成されていて
三角筋とフォースカップルとなり安定を図っています。